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きょうも一日が終わる

きれいなものをきれいな文章で切り取りたい。

ポケモンGO所感

今日は『世間話研究』という雑誌を拾い読みしていました。 面白い雑誌ですよ。京都の有名ホームレスの研究から、ドラえもん最終話を創造したチェーンメール、弟の友人間の噂話などなど、これが研究対象になるのかっと驚く論文ばかり。 中には特定地域の昔語…

もう一度、多様性

p102 集団が同じ方向を向き、一気にその方向へ進む。こうした状態は力を集約し増幅させていくには有効だが、ネガティヴな方向にも同様に作用する。(略) その意味において、集団は均質であるより、異分子がある程度混ざっているほうがむしろ健全といえるのか…

秩序の維持に必要なこと

p141 ランダムの中から秩序が立ち上がるというのは、実にこのようにして、集団の中である一定の傾向を示す原子の平均的な頻度として起こることなのである。 (略) 生命現象に参加する粒子が少なければ、平均的なふるまいから外れる粒子の寄与、つまり誤差率が…

説話的ってどういうこと?

p217 説話によって人が支配されていることを相対化し、批評することの上に近代小説が成り立っていたことを、我々は忘れてしまっている。だから物語が因果律として人を支配することがありえない、もしくはとても変なことに思える。そんなこと出来るわけないと…

突破口を

p241 ユアンは、うれしそうに顔を輝かせた。 「一点しか見ないやり方ではなく、その点につながっている広い周囲の在り方を考えてみたいんだよ。〈獣〉の生を見つめることで、これまで気づかなかった〈人〉の生が見えてくるんじゃないかと思うんだ」 上橋菜穂…

何のためのラベリング

わたし、◯◯女子とか◯◯ガールという呼称が肌に合わなくて、何故かなぁと時々考えていたんです。 リケ女とか、森ガールとか、イクメンとか、自分がそのように呼ばれることも、他の人がそのように称されることも、あまり心地よいものではありません。何が引っ掛…

差を見つめる

女性教師だからこその教育がある!作者: 多賀一郎,藤木美智代,宇野弘恵出版社/メーカー: 学事出版発売日: 2016/05/25メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (2件) を見る 今日、この本を読みました。 ざーっと1時間くらいで流し読みしてしま…

違和感の芽

自分の中に生まれた違和感の芽は大事にしなきゃいけない。 もちろん、わたしが違和感を感じること=間違ったこと、ではない。 だからこそ、何故違和感を感じるのか。 それは生理的なものなのか、経験に裏打ちされたものなのか、より大事なことを覆っているか…

ふたたび多様性

ずっと引っかかっていた「多様性」という概念。 みんな、それは良いものと言って憚らないけれど、本当にそうなの?と感じていました。 例えば隣の部屋に越してきた人が、毎日早朝から大声で祈りの言葉を唱える文化を持っていたら、誰でも少しは嫌だと感じる…

緩衝材

p164 人が現実と折合うときに、急には無理なので「ライナスの毛布」を必要とする。それが「移行対象」です。毛布を抱えている限りにおいて、ライナスは「私」を保ち理性的でいられます。そういった緊急避難として我々が生産するサブカルチャーがあるんだろう…

迷信と都市伝説と噂と

説話を読んでいるとありがちな、物事の原因を宗教に求める態度。 隣の家のあの人が死んだのは前世の罪のためだ、とかそういう類のはなし。 どういう心持ちでこの説話は聞かれていたんだろうってずっと不思議だったんです。 宗教施設のPRとして書かれたものな…

人間関係

人間関係は共通の言語を育んでいくことである、という仮定について。 一対一の人間関係 たくさんの会話を重ねるうちに、言葉のニュアンス、普段は言語化しない価値観が互いに理解されること。 集団での人間関係 ひとりひとりの「心地よい」を実現する細かな…

感情について

感情や情動について考えたり書いたりするのは難しいですよね〜 形のないものだから一般化しにくいし、それ故に何を語っても「自分の思い」の域を出ない。 数年前に小説の中にある「情動」の研究をしようと思って失敗したことも、もはや懐かしい思い出です。 …

学級崩壊のこととか

クラスってどこでも、上位2割、下位2割、真ん中6割で出来ているらしい。 何をもって階層を分けているのか謎だけど。 学級崩壊、という状態は人によって定義は違えど、おおむね真ん中6割がクラスを諦めた時に始まるらしい。 「このクラスで何をしても意味ない…

意気込んでいきましょ

「自分が変われば組織も変わる」 そう考えることが、全ての一歩。 Q-Uに詳しい先生が、考え方が凝り固まることが教師の職業病、と言っていた。 そのほうが楽だから、と先生は言うけれど、多分そうしないと自分の身が不安だからだ。 同じく先生が、ゆるみ型の…

理想とことば

理想を語る時は注意したいなーって思います。 つい言葉だけで語ってしまいがちだから。 多様性、つながり、個性、コミュニケーション、、、 それらが何故理想的かって、実現が難しいからなんですよね。 その難しさを無視して語られた理想はどこか空虚。 理想…

覚書

数日前に書いた「わたしは完全なゆるみ型」という見方。 Q-Uの開発に大きく関わっている河村茂雄さんは『授業づくりのゼロ段階』においてかたさ/ゆるみ型教師、両者のチェックすべき項目を挙げています。 そのうちの一つ、かなり響きました。 子どもの意欲を…

苦しいときにどうしたらいいの?

学校って根本的にキツイものだと思うんです。 対等な立場にいる他人がいるということ、しかもその何十人もの他人と長時間顔を突き合わせなければいけないこと。 これ、大人になったらどんどん忘れてしまうけれど、かなりキツイ。 もしかしたら大人だって会社…

関係性の発達

昨日読んだ本。 そうそうそう、ここが知りたいんだよなー!って思いました。 p47 自分の存在が脅かされるかもしれない受動的状況をも能動性に変え、他者を認識しながら他者とは違った自分自身の世界をつくるのには、双方の能動性が生きるように調節する保育…

ルールとリレーション

ルールはあるけれどリレーションはない学級には、被侵害感よりも被承認感が強い。 学級を固めていくプロセスはまずルール、そしてリレーション。 …というQ-Uの説明、分からないことはないけれど、本当にそうなのかなぁ。 単に言葉の捉え方の問題だろうか? …

今日この日に

p48 人はなぜこうしたむなしさ、つまりニヒリズムに陥ってしまうのか。 それは、どこかに正解があるはずだと思っているからです。正解があるはずなのに、それが全然つかめない時、人は「ニヒリズム」に陥ってしまうのです。 苫野一徳『勉強するのは何のため…

ブレインストーミング

有効な学習方法のひとつにブレインストーミングがありますね。 とにかくアイディアを出しまくる方法。 質より量。批判厳禁。思いつくままに案を出しては書き留めていく。 ああ、全て出し切ったなと区切ったところからが精選、質を高めていくプロセスというわ…

日常生活

私ね、舞台のお仕事をやらせていただくようになって、ここにまっすぐ立てる人間になりたいと思ったの。ステージは自分がすべてさらされてしまう場だからこそ、そう思った。演技の技術はもちろん大切だけど、もっと、人としての核の部分ー日常生活も、生き方…

言葉が先か心が先か

苫野一徳 on Twitter: "いつも学生たちには言っているけど、本を読みまくっていれば、いつか自分がGoogleマップになっていたことに気づく。今は、摩天楼群の中で道に迷って、自分がどこに進んで行けばいいか分からない。でも読書を積めば、ぐっと空に舞い上…

「在り方」の熟考を

わたしが中学生の頃から読み続けている『風光る』という少女漫画があります。 親の仇討ちをしたいがために性別を偽って新撰組に入隊した主人公が、沖田総司に恋に落ちていく… という少女漫画らしい展開ながら、生死や信念についてもじっくり描いている、なか…

やさしさの本懐

p68 「子どもを大事にする」とよく言いますけれども、やさしくするくらいのことは敬意を表することにならないので、「この子は自分なんかの及ばない、自分を遠く乗り越えて日本の建設をする人なんだ」ということを、授業の中で見つけて、幼いことを教えなが…

My Vision

頭ん中にイメージさえ描ければ 掴み取れそうさMy Vision モーニング娘。'16「The Vision」 今のモーニング娘。のつんく曲は、じっと耐えるようなものが多い。 それはモーニング娘。の現状とも合致しているのかもしれない。 わたしの大好きなアンジュルムは今…

体験が第一

体験的な学習を増やすべきだ、いや系統的に学ぶほうが良いんだ …なんて議論はもう何十年もしてきたのだと思いますが、やっぱり体験が第一だと思いますねぇ…それも試行錯誤を伴う体験。 わたしは電子機器を使うことが基本的に苦手です。 電子機器が苦手な人っ…

ルールってなんやねん

今日の授業で、日本の学級は主に4パターンに分けられるという話を聞きました。 キーワードはルールとリレーション。 はじめに満足型。 ルールもリレーションも◯ ルールが徹底されているため他者に権利を侵害されることもなく、リレーションも盤石で先生や仲…

表現のリスク

言葉にせよ、踊りにせよ、表現するってリスクを背負うものだと思う。それを自覚したうえで、表現させてもらえることへの感謝を忘れないことが大切なんじゃないかな。 蒼井優『8740DIARY2011〜2014』黒田育世さんのことば 今週は竹内敏晴さんの『教師のための…

叱ること考

「最近の親は叱れない」 「先生は褒めるだけでなく叱らなければ」 「怒るのはダメだけど叱るのは良い」 「叱る」って何? 「怒る」とも「諭す」とも違う、「叱る」って? それ、本当に必要? どんな効果があるの? どんなマイナス面があるの? …そのあたりを…

「謝罪して欲しい」について

p160「夜行列車」 謝罪要求する彼或いは彼女が望むことは、本当は「対等」の立場を奪回することなのだ。虫けらのように扱われた、そのときに一瞬でも変容してしまった自分の意識ー哀れみを乞う、卑屈になる、怯える、徹底的な劣位を体験するー自分の身の上に…

おもしろい漢字!

根、寝、音、鼠 「ね」と読むこれらの漢字。 すべてに共通する意味があるのですが、分かりますか? これらの漢字、実はどれも「目に見えないもの」 「根」はもちろん、「寝」ていれば見ることが出来ません。 「音」は目に見えないし、「鼠」も目に見えない隅…

物語でしか語れないこと

p175 物語を書くことは、そのひと言では言えなかったこと、うまく言葉にできなくて、捨ててしまったことを、全部、ひとつひとつ拾い集めて、本当に伝えたかったのはこういうことなのだと、伝えることなのだと思います。 物語にしないと、とても伝えきれない…

すきまのある日常

好きになった本は、ふと思い出しては読み返す。読み返すたびに、心に響く部分がまるで違うことがあり、驚いてしまう。すっかり忘れていた場面に、妙に反応してしまったり。なぜそんなふうに、読むたびに感じ方が変わるのか。答は簡単。自分が変わったからで…

とりあえず言葉にすること

まだ学生で、アルバイトやボランティアという形で子どもに接していても、「難しい」と思うことが沢山。 毎日のように子どもと関わるプロなら尚更だろうなぁ。 難しくてよく分からないことも、とりあえず言葉にすること。 アウトプットはインプットの呼び水!…

ようやく

イガせん学級冒険日誌 | ボランティアのおーこーちくん 昨年から行っていた、教育ボランティアが始まって、ようやく新年度が始まるような気分。 と思っていたら、尊敬する実践家の方のブログに教育ボランティアの記事が。 今の自分と今の立場だから出来るこ…

改めて「チーム」とは?

p61 価値の原理とは、〝すべての価値は目的や関心、欲望といったものに応じて(相関して)立ち現れる〟というものだ。普段、雨が降ってきたら嫌がる人も、災害でライフラインが断絶していれば、雨水は貴重な価値のあるものとして立ち現れる。価値とはどこか…

読書考

p127 人は群れの動物であるから、他者と何かで共感する、ということに思いもよらぬほどのエネルギーをもらうのだろう。しかもそれが、自分自身の核心に近い、深い深いところでの共感ならなおさらのこと。 梨木香歩『不思議な羅針盤』 この、「深い深いところ…

スマイレージ/アンジュルムの中のつんく

www.youtube.com とっくに始まってる 恋なら始まってる 私もどうなるか わかんないもん 『恋ならとっくに始まってる』 女の子はアインシュタインなんか知らなくていい?/秋元康という作詞家の本質|函南発「原発なくそう ミツバチの会」 ノブクンのつぶやき…

アクティブ・ラーニングの矛盾

流行り言葉ですね、アクティブ・ラーニング。 主体的で体験的で問題解決を行う学習方法。 そこで培える力は主体的に課題を見つけ、それを協同して解決する力、まさにこれからの世界に必要な能力であると言われています。 昨年から教育の勉強を始め、すぐ目に…

繋がることは未来志向

「分かる」ことは既知と未知の共通点に気がつくこと、とよく言いますが、 歌詞のサビ、クラシックのソナタ形式、古典文学ではおなじみの定型文、繰り返しの多い絵本 あたりも、新しい音や言葉が既存の型を踏みつつ微妙に変化していることに肝があります。 既…

他者に対して出来ることは?

学習ってやっぱり個人個人のものであると思うんです。 授業の話をしていると頻発する「興味を持たせる」「動機づけをする」という言葉には、どこか違和感があって。 興味は勝手に湧いてくるもので、他者がどうこう出来るものじゃない。動機「づけ」も何か引…

細部から整えていく

熊井明子さんの『私の部屋のポプリ』というエッセイで紹介されていた羽仁もと子さんの言葉。 「力なく悲しき時は、小さ事、特に励めと御霊(みたま)いう」 これ、色んな場面に言えることですね。 物事が上手くいかない時、私たちは大きなもののせいにしがち。…

何のために物語を読むか

なかなか継続的にブログを書くことができていませんね…。 ブログは誰にでもできる”アウトプット”のよい手段。 アウトプットは練習して上手くなる技術だし、練習しなければいくら悩んでも上手くいきません。 ピアノもスポーツもやってみなければ始まらない。…

春の夜の空気とか

昨夜から今日にかけて春のはじまりのような空気だ。 特に昨夜は、湿度のある緩やかなにおいが本当に春で、少し懐かしかった。 マンションの裏にある梅の木を見上げながら、昔よくこうやって桜が散るのを見たなぁと思った。 桜を見上げる時は、いつも生ぬるく…

はる

陽ざしがあると温かい日々です。 ベランダの早咲きクロッカスが花を咲かしてとても嬉しい。 道端の野草もだんだんとつぼみを付け始めましたね。 春の花を見ると、その華やかさと儚さを喜んでいた人たちのことを思い出します。 『赤毛のアン』のアン、『秘密…

2月9日

今日の読書もりのなか (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)作者: マリー・ホール・エッツ,まさきるりこ出版社/メーカー: 福音館書店発売日: 1963/12/20メディア: ハードカバー購入: 8人 クリック: 28回この商品を含むブログ (107件) を見るマリー・ホール…

今月の短歌

わたしは毎月、自分だけの「今月の短歌」を選んで手帳に書いています。 あとから見返したら懐かしいだろうなぁと思って。 このブログのそうですが、毎月、毎週、毎日ごとの「何か」を記録するのはとても大事だと思います。 毎日毎日は流れていってしまうから…

勉強量×勉強方法

受験シーズンですね。 わたしも中学受験と、大学受験を経験しています。 でも、そういえば受験のことをきちんと言語化したことってほとんどないなあ。 受験勉強を通して得られることは勉強内容に限らず多いのに、 受験が終わると全てをけろっと忘れてしまい…