きょうも一日が終わる

きれいなものをきれいな文章で切り取りたい。

12月5日

最近は卒業論文とサークルの二つを中心に生活している。
どちらも、積み上げて来たものを、わっと放り出す時期に来ていて、なんだか性に合わない。
積み木をひとつひとつ丁寧に載せていく、そういう作業のほうがわたしは好きなんだなぁ。
地道に文献を調べてコピーしたり、1時間かけてゆっくりヴァイオリンの基礎練習をやったり。そういう地道さ。
何を目指しているのかも分からなくなるぐらい、日常的に作業をする生活に慣れ切っていて、積み上げたものを形にしようとすると、何をやっていいか戸惑う。
ただ、自分が積み上げてきた、歪で膨大なモノを見て、今までの頑張りってこんなものだったんだなぁ、と溜息をつくことしか出来ない。
そういう毎日は、やっぱり疲れるし、足元が分からなくなるけれど、放り出すために積み上げている、ということを再認識もする。
あと少し、頑張らないと。