きょうも一日が終わる

きれいなものをきれいな文章で切り取りたい。

叱ること考

「最近の親は叱れない」
「先生は褒めるだけでなく叱らなければ」
「怒るのはダメだけど叱るのは良い」


「叱る」って何?
「怒る」とも「諭す」とも違う、「叱る」って?
それ、本当に必要?
どんな効果があるの?
どんなマイナス面があるの?
…そのあたりを冷静に考えてみたい。
その考えなしに「叱る」のは無責任だ。


だって、「叱る」って迫力と論理と声の大きさと体のデカさで、子どもを圧倒すること。
そこに冷静な考えの元に裏打ちされた正当性がなければ、ただの圧迫と暴力だと思うんです。
その内容がどんなに正しいとしても。
「諭す」でなく「怒る」でなく「教える」でも「伝える」でもなく、「叱る」が選択されるべき理由が絶対に絶対に必要。


わたしは生命と人権に関すること以外で「叱る」ことは不適当だと考えます……今のところ。