きょうも一日が終わる

きれいなものをきれいな文章で切り取りたい。

表現のリスク

言葉にせよ、踊りにせよ、表現するってリスクを背負うものだと思う。それを自覚したうえで、表現させてもらえることへの感謝を忘れないことが大切なんじゃないかな。
蒼井優『8740DIARY2011〜2014』黒田育世さんのことば



今週は竹内敏晴さんの『教師のためのからだとことば考』を読んだ。
表現というと演技とか、歌唱といったパフォーマンスが連想されがちだけれど、何気ない一言や黙している状態も表現なのだそう。
沈黙は「放っておいてほしい」等の心の「表れ」。
その考えと、上の引用を考え合わせると、何気ない一言も、沈黙ですら、リスクを伴うものなのかもしれない。
その表現のひとつひとつが、他人との関係を作っていく。
大人になってしまうと忘れがちなのかもしれないけれど、自分の表現がどのように受け取られるか、ということは実際に受け取られ、さらに反応を返されるまで分からない。
とてもリスキーな、勇気の必要なことなのかもしれない。