きょうも一日が終わる

きれいなものをきれいな文章で切り取りたい。

覚書

数日前に書いた「わたしは完全なゆるみ型」という見方。
Q-Uの開発に大きく関わっている河村茂雄さんは『授業づくりのゼロ段階』においてかたさ/ゆるみ型教師、両者のチェックすべき項目を挙げています。
そのうちの一つ、かなり響きました。

子どもの意欲を喚起するような、評価の視点を加味した励ましを、意識して行っていますか。子どもの気持ちだけに配慮するような、情緒的な言葉かけに偏っていませんか

「子どもの気持ちに配慮」って絶対必要なことだと思っていたんです。
共感的理解が大事、そういう言葉は教育に関わらずよく言われます。
けどそこに偏りすぎるとどうなるのか?その視点が今までのわたしには全くありませんでした。


共感に偏りすぎると、グズグズの関係が生まれる。
考えてみれば当たり前で、悲しくて苦しい時、同じように悲しくて苦しいと泣き続けてくれる人がいたら、最初はほっとするかもしれない。
でもずーっと一緒に泣き続けていても、何も変わらないどころか現状を変えようとする意志さえなくなるかもしれない。
ずーっと一緒に泣いてちゃ、やっぱりダメなんです。


そうならないために、ちょっと心的距離を取ってみるのが効果的みたいです。
ちょっと俯瞰的に、客観的になる。


わたしは小学生のころ、友達が怒られているのを見て一緒に泣きだすような子どもでした。
ともすれば、怒られている当人ですら泣いてないのに泣いたり。
三つ子の魂百まで、今もあんまり変わってないんですよね〜。
でも「プロ」になるのであれば、そういった自分の性質を調節していくことも大事。
ようやくそう思えるようになりました。


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