20170624
6月の尻尾が見えてきた。
なんだか停滞した月だったなぁ。
6月さいごの土曜日の朝は夏のにおいがした。きちんとした花のにおい。ひらかれたにおい。
そういう小さな変化がわたしを生かしているなぁと思う。
ベランダの紫蘇とバジルに水をやるとき。
好みのカレーを目指してスパイスを混ぜ合わせるとき。
ひとが昨日と今日で別な顔を見せたとき。
毎日同じことの繰り返しだなんて、そんなことはあり得ないのにそう感じてしまう日常を彩ってゆくのはそういうものたち。
いま、「待つこと」についての本を読んでいる。
焦れを感じないで待つこと、待つことを忘れて待つことが大事らしい。
「季節のうつりかわりを感じるように待つこと」
って表現がすてきだったな。
毎日の仕事を淡々とこなしながら待つ。
待っていることを忘れたころに、小さな変化がふとやってくる。
そんなふうに在りたい。