きょうも一日が終わる

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新しいこと

zasshi.news.yahoo.co.jp


先日こんな記事が出ていました。
あぁ、やっぱりそうか、というのが正直な感想。
記事の中では知的好奇心=「新しいことを学ぶのが好き」と定義されていました。
新しいことに関心を示さないことは良くないと、この記事や教育者の多くは言います。
それって本当かなぁ、どういうことかなぁという話をします。


新しさに関心を示さないことを美徳とする見方ってあると思うんです。
シーズンごとにやってくるトレンドに乗らないファッションとか、
子どもが新しいゲームを欲しがったら「前買ってあげたやつがあるじゃない」って言いますよね。
「もったないない」精神は、今あるものでなんとかしよう、という考え方です。
今あるものと今の自分を大事にしようとすることは、とても大切なことなはずです。


その一方で「新しいことを学ぶのが好き」なことも価値あることの一つ。
ここの境目って何なんだろうなぁ。
バランスの取り方かなぁ。


ひとつ言えるだろうなと思うのは、色々なことを知ると大事にすべきものが見えてくること。
「わたしのファッションはこれ」とはっきり示せる人は、色々な洋服を着てきた過去がある気がするし、
いま世界で「もったいない」がもてはやされるのは、物の豊かさを美徳としてきた歴史ありきですよね。
色々やってみるからこそ、やっぱこれだという一つが見つかるのだと思います。


もう一つ常に考えているのは、新しいことを学ぶのは、なかなか辛いということ。
わたしはいま、毎日スクワットをやるのですが、足を開く角度を15度変えるとものすごく辛いんですね。
場合によっては筋肉痛になる。
毎日スクワットをしていても、使わない筋肉があったんだなぁと実感します。
世の中のあらゆる学ぶことも同じで、新しいことやる時は普段使わない頭の筋肉が必要なんです。
だからうまく動かないし痛みも感じる。


知的好奇心の低下は意欲の低下だ、なんて心持ちのせいにしがちだけど、
新しいことを学ぶのはなかなか辛い、ことを前提とするなら、その辛さを耐える方法論を備えるべきではないかなぁと思います。


まだまだ考えの途中。