きょうも一日が終わる

きれいなものをきれいな文章で切り取りたい。

2015-01-01から1年間の記事一覧

アイドルという職業

アンジュルムの田村芽実さんが卒業を発表しました。 http://s.ameblo.jp/angerme-amerika/entry-12108597517.html 「私の素直な気持ちは、ホームページに掲載されているように、ミュージカル女優を目指し、歌を一生歌っていける人間になることです。」 活動…

本屋さんから学んだこと

最近リニューアルした、三省堂書店池袋店の企画展がすごいんです。 企画展、というよりも企画棚、なのかな。 各フロアごとに企画棚があって、「学び」に関する本とか、「朝・昼・夜」に関する本とか、テーマに合わせて本を並べています。 それだけだったら、…

わたしたちは一緒に笑う

先日、マーティン・マクドナー原作、小川絵梨子監督の「スポケーンの左手」を見てきました。 演劇人による舞台を見るのははじめて(アイドルの舞台は見たことがありますが)。 蒼井優さんが出演している舞台を見てみたかった、というのも観劇デビューを決めた…

形にすることしないこと

安福望さんの『食器と食パンとペン』を読んでいたんですね。 選りすぐりの短歌に、素敵なイラストを付けた、とてもきれいな本です。 その中に、 「明日には複製にされてしまうからどうしようもなく今日が愛しい」という、石井僚一さんの歌があって、あぁいい…

大事な事は すぐにする事

昨日11月29日、アンジュルムの福田花音さんの卒業コンサートに行ってきました。 福田さんらしく、しんみりとし過ぎない、明るく素敵な卒業式でした。 最後の挨拶、同期でありこれから唯一の初期メンバーとなる和田彩花さんが福田さんに残した言葉は感謝でも…

愚かさが愛しい

蒼井優さんが出演している「スポケーンの左手」に対する感想をネットサーフィンで見ていたら、「生死の境にこそ表れる人間の愚かさが愛しい」というものがあって、 どういうことだろうなぁ、とちょっと考えた。 よく言いますけどね、「愚かさが愛しい」 「愚…

「よく分からない」ということ

今、苅谷剛彦氏の『知的複眼思考法』を読んでいます。 いかに「常識」「ステレオタイプ」に惑わされない思考をするか、その具体的な方法を論じたもの。 まだ読んでいる最中だけど、個人的に響いた一節があったから、ブログを書いてみました。その一節は以下…

目の前を見ること

ものすごく頑張っていた何かが終わるとき、特にあまり芳しくない状態で終わるとき、 ふっと目の前の光が消えて、糸の切れた操り人形みたいに身体が動かなくなる。 大好きな大好きなモーニング娘。'15さんの「Oh my wish」に、「わかるだろう?進むべき道や …

10月2日

ほら、やっぱり。 秋になるとブログを書けるくらいの心持ちになる。 落ち着く、というよりも振り返る気持ちになる。 “ここまで来たけど、本当にそれでいいの?” 秋になって初めて、そう思える。 ーーー 手帳の、10月の欄に書く短歌を探していて、久しぶりに…

春来る

ようやく落ち着いたので久しぶりのブログです。 2月、3月の春休み、ひいては大学生の4年間色々なことがあったなぁ、と思いますが、12月に書いたブログで、 過ぎ去ればこの悲しみも喜びもすべては冬の光、冬蜂 の歌を傍らに書いたように、悲しみも喜びも一緒…

思考の手助けとして

ツァラトゥストラはかく語りき、という曲について。 作曲者はリヒャルト・シュトラウス。ニーチェの同名の著作に感銘を受けて作曲されているが、ニーチェの著作をそのまま楽譜におこしたのではないと自身で発言している。 交響詩の形をとるこの曲は、途切れ…

1月27日

ヒヤシンスしあわせがどうしても要る/福田若之 ーーー ヒヤシンスが花屋に並ぶ今日このごろ、この俳句を思い出す。 一昨年の秋、はじめて歌会に参加した時に耳にした句。 短歌も俳句も、右も左も分からなくて、フレーズが綺麗な五七五に分かれないことに違和…

みどり

スケールの大きな夢から覚めた朝は、現実と夢との境界線を探すのにいくらか時間を使う。 あれは本当のことだっけ、いま夢でみたことかな、いややっぱり現実だ、などと考えているうちにまた寝そうになる。でも寝てしまったら最後、見たばかりの夢が永久にどこ…