きょうも一日が終わる

きれいなものをきれいな文章で切り取りたい。

2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ふたたび多様性

ずっと引っかかっていた「多様性」という概念。 みんな、それは良いものと言って憚らないけれど、本当にそうなの?と感じていました。 例えば隣の部屋に越してきた人が、毎日早朝から大声で祈りの言葉を唱える文化を持っていたら、誰でも少しは嫌だと感じる…

緩衝材

p164 人が現実と折合うときに、急には無理なので「ライナスの毛布」を必要とする。それが「移行対象」です。毛布を抱えている限りにおいて、ライナスは「私」を保ち理性的でいられます。そういった緊急避難として我々が生産するサブカルチャーがあるんだろう…

迷信と都市伝説と噂と

説話を読んでいるとありがちな、物事の原因を宗教に求める態度。 隣の家のあの人が死んだのは前世の罪のためだ、とかそういう類のはなし。 どういう心持ちでこの説話は聞かれていたんだろうってずっと不思議だったんです。 宗教施設のPRとして書かれたものな…

人間関係

人間関係は共通の言語を育んでいくことである、という仮定について。 一対一の人間関係 たくさんの会話を重ねるうちに、言葉のニュアンス、普段は言語化しない価値観が互いに理解されること。 集団での人間関係 ひとりひとりの「心地よい」を実現する細かな…

感情について

感情や情動について考えたり書いたりするのは難しいですよね〜 形のないものだから一般化しにくいし、それ故に何を語っても「自分の思い」の域を出ない。 数年前に小説の中にある「情動」の研究をしようと思って失敗したことも、もはや懐かしい思い出です。 …

学級崩壊のこととか

クラスってどこでも、上位2割、下位2割、真ん中6割で出来ているらしい。 何をもって階層を分けているのか謎だけど。 学級崩壊、という状態は人によって定義は違えど、おおむね真ん中6割がクラスを諦めた時に始まるらしい。 「このクラスで何をしても意味ない…

意気込んでいきましょ

「自分が変われば組織も変わる」 そう考えることが、全ての一歩。 Q-Uに詳しい先生が、考え方が凝り固まることが教師の職業病、と言っていた。 そのほうが楽だから、と先生は言うけれど、多分そうしないと自分の身が不安だからだ。 同じく先生が、ゆるみ型の…

理想とことば

理想を語る時は注意したいなーって思います。 つい言葉だけで語ってしまいがちだから。 多様性、つながり、個性、コミュニケーション、、、 それらが何故理想的かって、実現が難しいからなんですよね。 その難しさを無視して語られた理想はどこか空虚。 理想…

覚書

数日前に書いた「わたしは完全なゆるみ型」という見方。 Q-Uの開発に大きく関わっている河村茂雄さんは『授業づくりのゼロ段階』においてかたさ/ゆるみ型教師、両者のチェックすべき項目を挙げています。 そのうちの一つ、かなり響きました。 子どもの意欲を…

苦しいときにどうしたらいいの?

学校って根本的にキツイものだと思うんです。 対等な立場にいる他人がいるということ、しかもその何十人もの他人と長時間顔を突き合わせなければいけないこと。 これ、大人になったらどんどん忘れてしまうけれど、かなりキツイ。 もしかしたら大人だって会社…

関係性の発達

昨日読んだ本。 そうそうそう、ここが知りたいんだよなー!って思いました。 p47 自分の存在が脅かされるかもしれない受動的状況をも能動性に変え、他者を認識しながら他者とは違った自分自身の世界をつくるのには、双方の能動性が生きるように調節する保育…

ルールとリレーション

ルールはあるけれどリレーションはない学級には、被侵害感よりも被承認感が強い。 学級を固めていくプロセスはまずルール、そしてリレーション。 …というQ-Uの説明、分からないことはないけれど、本当にそうなのかなぁ。 単に言葉の捉え方の問題だろうか? …

今日この日に

p48 人はなぜこうしたむなしさ、つまりニヒリズムに陥ってしまうのか。 それは、どこかに正解があるはずだと思っているからです。正解があるはずなのに、それが全然つかめない時、人は「ニヒリズム」に陥ってしまうのです。 苫野一徳『勉強するのは何のため…

ブレインストーミング

有効な学習方法のひとつにブレインストーミングがありますね。 とにかくアイディアを出しまくる方法。 質より量。批判厳禁。思いつくままに案を出しては書き留めていく。 ああ、全て出し切ったなと区切ったところからが精選、質を高めていくプロセスというわ…

日常生活

私ね、舞台のお仕事をやらせていただくようになって、ここにまっすぐ立てる人間になりたいと思ったの。ステージは自分がすべてさらされてしまう場だからこそ、そう思った。演技の技術はもちろん大切だけど、もっと、人としての核の部分ー日常生活も、生き方…

言葉が先か心が先か

苫野一徳 on Twitter: "いつも学生たちには言っているけど、本を読みまくっていれば、いつか自分がGoogleマップになっていたことに気づく。今は、摩天楼群の中で道に迷って、自分がどこに進んで行けばいいか分からない。でも読書を積めば、ぐっと空に舞い上…

「在り方」の熟考を

わたしが中学生の頃から読み続けている『風光る』という少女漫画があります。 親の仇討ちをしたいがために性別を偽って新撰組に入隊した主人公が、沖田総司に恋に落ちていく… という少女漫画らしい展開ながら、生死や信念についてもじっくり描いている、なか…

やさしさの本懐

p68 「子どもを大事にする」とよく言いますけれども、やさしくするくらいのことは敬意を表することにならないので、「この子は自分なんかの及ばない、自分を遠く乗り越えて日本の建設をする人なんだ」ということを、授業の中で見つけて、幼いことを教えなが…

My Vision

頭ん中にイメージさえ描ければ 掴み取れそうさMy Vision モーニング娘。'16「The Vision」 今のモーニング娘。のつんく曲は、じっと耐えるようなものが多い。 それはモーニング娘。の現状とも合致しているのかもしれない。 わたしの大好きなアンジュルムは今…

体験が第一

体験的な学習を増やすべきだ、いや系統的に学ぶほうが良いんだ …なんて議論はもう何十年もしてきたのだと思いますが、やっぱり体験が第一だと思いますねぇ…それも試行錯誤を伴う体験。 わたしは電子機器を使うことが基本的に苦手です。 電子機器が苦手な人っ…