きょうも一日が終わる

きれいなものをきれいな文章で切り取りたい。

2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ルールってなんやねん

今日の授業で、日本の学級は主に4パターンに分けられるという話を聞きました。 キーワードはルールとリレーション。 はじめに満足型。 ルールもリレーションも◯ ルールが徹底されているため他者に権利を侵害されることもなく、リレーションも盤石で先生や仲…

表現のリスク

言葉にせよ、踊りにせよ、表現するってリスクを背負うものだと思う。それを自覚したうえで、表現させてもらえることへの感謝を忘れないことが大切なんじゃないかな。 蒼井優『8740DIARY2011〜2014』黒田育世さんのことば 今週は竹内敏晴さんの『教師のための…

叱ること考

「最近の親は叱れない」 「先生は褒めるだけでなく叱らなければ」 「怒るのはダメだけど叱るのは良い」 「叱る」って何? 「怒る」とも「諭す」とも違う、「叱る」って? それ、本当に必要? どんな効果があるの? どんなマイナス面があるの? …そのあたりを…

「謝罪して欲しい」について

p160「夜行列車」 謝罪要求する彼或いは彼女が望むことは、本当は「対等」の立場を奪回することなのだ。虫けらのように扱われた、そのときに一瞬でも変容してしまった自分の意識ー哀れみを乞う、卑屈になる、怯える、徹底的な劣位を体験するー自分の身の上に…

おもしろい漢字!

根、寝、音、鼠 「ね」と読むこれらの漢字。 すべてに共通する意味があるのですが、分かりますか? これらの漢字、実はどれも「目に見えないもの」 「根」はもちろん、「寝」ていれば見ることが出来ません。 「音」は目に見えないし、「鼠」も目に見えない隅…

物語でしか語れないこと

p175 物語を書くことは、そのひと言では言えなかったこと、うまく言葉にできなくて、捨ててしまったことを、全部、ひとつひとつ拾い集めて、本当に伝えたかったのはこういうことなのだと、伝えることなのだと思います。 物語にしないと、とても伝えきれない…

すきまのある日常

好きになった本は、ふと思い出しては読み返す。読み返すたびに、心に響く部分がまるで違うことがあり、驚いてしまう。すっかり忘れていた場面に、妙に反応してしまったり。なぜそんなふうに、読むたびに感じ方が変わるのか。答は簡単。自分が変わったからで…

とりあえず言葉にすること

まだ学生で、アルバイトやボランティアという形で子どもに接していても、「難しい」と思うことが沢山。 毎日のように子どもと関わるプロなら尚更だろうなぁ。 難しくてよく分からないことも、とりあえず言葉にすること。 アウトプットはインプットの呼び水!…

ようやく

イガせん学級冒険日誌 | ボランティアのおーこーちくん 昨年から行っていた、教育ボランティアが始まって、ようやく新年度が始まるような気分。 と思っていたら、尊敬する実践家の方のブログに教育ボランティアの記事が。 今の自分と今の立場だから出来るこ…

改めて「チーム」とは?

p61 価値の原理とは、〝すべての価値は目的や関心、欲望といったものに応じて(相関して)立ち現れる〟というものだ。普段、雨が降ってきたら嫌がる人も、災害でライフラインが断絶していれば、雨水は貴重な価値のあるものとして立ち現れる。価値とはどこか…

読書考

p127 人は群れの動物であるから、他者と何かで共感する、ということに思いもよらぬほどのエネルギーをもらうのだろう。しかもそれが、自分自身の核心に近い、深い深いところでの共感ならなおさらのこと。 梨木香歩『不思議な羅針盤』 この、「深い深いところ…

スマイレージ/アンジュルムの中のつんく

www.youtube.com とっくに始まってる 恋なら始まってる 私もどうなるか わかんないもん 『恋ならとっくに始まってる』 女の子はアインシュタインなんか知らなくていい?/秋元康という作詞家の本質|函南発「原発なくそう ミツバチの会」 ノブクンのつぶやき…

アクティブ・ラーニングの矛盾

流行り言葉ですね、アクティブ・ラーニング。 主体的で体験的で問題解決を行う学習方法。 そこで培える力は主体的に課題を見つけ、それを協同して解決する力、まさにこれからの世界に必要な能力であると言われています。 昨年から教育の勉強を始め、すぐ目に…

繋がることは未来志向

「分かる」ことは既知と未知の共通点に気がつくこと、とよく言いますが、 歌詞のサビ、クラシックのソナタ形式、古典文学ではおなじみの定型文、繰り返しの多い絵本 あたりも、新しい音や言葉が既存の型を踏みつつ微妙に変化していることに肝があります。 既…

他者に対して出来ることは?

学習ってやっぱり個人個人のものであると思うんです。 授業の話をしていると頻発する「興味を持たせる」「動機づけをする」という言葉には、どこか違和感があって。 興味は勝手に湧いてくるもので、他者がどうこう出来るものじゃない。動機「づけ」も何か引…

細部から整えていく

熊井明子さんの『私の部屋のポプリ』というエッセイで紹介されていた羽仁もと子さんの言葉。 「力なく悲しき時は、小さ事、特に励めと御霊(みたま)いう」 これ、色んな場面に言えることですね。 物事が上手くいかない時、私たちは大きなもののせいにしがち。…