きょうも一日が終わる

きれいなものをきれいな文章で切り取りたい。

2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「だってまだAが納得してない」

合意形成って本当に本当に難しい。 でもすっごく大事なこと。 楽しく生きたいように生きていくためには、他者の「生きたいように生きたい」を認めないわけにはいかない。 そんな相反する各人の欲望を、どうやって合意へと持って行くのか。 大人だって難しい…

「〇〇が言った時にもう気づいてたよ」

勉強も、スポーツも、例えば本が読めているか否かだって、他人がどこで躓いて、何が成長へのキーポイントなのか、それを知るのはとてつもなく難しい。 脳の中で何が起こっているのかは見えない。 知らない知識があるからかもしれない、知識は知っていても使…

恐怖の恐怖のその先に

新しいことは、人と違うことは、自分をさらけ出すことは、 怖くて仕方がない。 怖い時の想像力はありえないほど逞しい。 はじめて教壇に〝先生〟として立った時、はじめて一人で外国に言った時、人前で歌ったり演奏したりする時。 「これなら大丈夫だろう」…

「先生、教えていい?」

小学6年生の算数。 今日もまるで言うことを聞かないA君。 「やりたくない」「もういいやー」だけならともかく、問題を解いている他の子に声を掛けて「無視すんなよー」とまで言い出したらさすがに黙ってはいられません。 …とはいうものの、今日はすでに2…

「私、出来るわよ」

介護実習の思い出。 「私、出来るわよ」「オレ、やるよ」「大丈夫」「何かやりたいわねぇ」「これくらい自分でやるよ」 そういう言葉を何度も聞いた。 食前のおしぼりを机の人全員分、ぱっと持っていってしまう人。 さっさと歩いては「ちょっと待って」と職…

本を使ってできること

備忘録。 本をつかってできること。したいこと。 〇本全般 ・みんなが納得できる共通解を探る ・多様な読みを複数人で交換し合う ・作者の考えを疑う ・↑を行うにあたって作者の考えの背景を探る ・↑を行うにあたって自分の考えの背景を示す 〇物語 ・ここで…

「なんか変なかんじで…」

先週のできごと。 私が国語を教えている中学生の女の子はとても勉強が得意で、何を言わずとも黙々と文章を読み進めるのがいつもの流れ。 分からない所やこれだけは知っておいて!と思うところで口を挟むだけの授業。 彼女を見ていると、「学ぶ」ってこういう…

「だから今日超壊れてる」

今年の2月から担当している少学6年生の算数のクラス。 なんかやけにハジけてるな?と教室に入った瞬間に思った。 いつも元気で授業内外問わずおしゃべりの多いクラスではあるけれど。 「ハジけてる」の源は一人の男の子。 仲の良い友達の夕食のお弁当を取…

「立体を作りたくなるね」

今日は算数が苦手な小6の女の子の算数を見る日。 算数が苦手で問題を解く方法をすぐ忘れてしまうけど、試行錯誤をしたり丁寧に計算をするのはとても上手。 さらに絵を描くのが好きなその女の子、Bさんは図形を描くのが上手い。 受験対策を教える身としては…

「どうやって書いたらいいか分からない」

社会の授業、残り5分。 教室の子どもたちは今日の授業の振り返りを書いている。 お題は「今日の授業で分かったこと・思ったこと」 5行は書きなさい、というのが担任の先生の指示。 私はいつものように机のまわりをフラフラと歩きまわっては、「いいこと気…

一歩一歩

9月ももう2週目が終わろうとしていますね。 ぼちぼちと通常の生活のリズムを取り戻さないとなぁと思っているところです。(なかなか難しい…) 7月、8月はいくつかの勉強会や体験会、研修に参加しましたが、全てを通じて強く思ったのは「人それぞれ」とい…