きょうも一日が終わる

きれいなものをきれいな文章で切り取りたい。

2017-01-01から1年間の記事一覧

うれしかったこと

p84 『私は人間である。およそ人間に関わることで私に無縁なことは一つもない』と」。 ディミィトリスは瞬きもせず私の目を真っ直ぐに捉え、力強く言い切った。弱くなった午後の日の光が部屋に満ち、ムハンマドのつくるスープの匂いが調理場から流れてきた。…

今日という日

明らかに悪い行動。 ゲーム中の明らかなズル。 そのズルを怒声と迫力で押し通してしまうこと。 人の行動のいちいちに「ズルだ、ズルだ」と言うこと。 自分の理論を相手に押し付けること。 それを見た他人であるわたしは、大人であるわたしは、何をしたら良い…

氷になるだなんてばか者

p123 この種の不適切な行動(exいばる、自分勝手、人の誤りを楽しむ、自慢する、いじめる)は、子どもたちの権力へのニーズを満足させようという試みであり、自己有能感に対する強い欲求であると考えることができます。p134 問題行動を起こす子どもたちを支援…

行動を

p190 対話をしていくこと。ただ対話をしていくこと。相手を変えようとしない行動。しかし、結果として何かは変わるかもしれない。ただ対話をする。変えられるのは自分だけである。 森川すいめい『その島のひとたちは、ひとの話をきかない』 p88 すなわち、誰…

空と陸

笹井宏之さんの「空と陸のつっかい棒を蹴飛ばしてあらゆるひとのこころをゆるす」という短歌が好き。最近好きになった。 昔はちょっと偉そうな歌だなぁと思っていたけれど。 最近、「憎しみ」について考える。 ウェストサイドストーリーのマリアは愛する人の…

自分がどこにいるか、みたいなこと

だれと、どのように関わっているか、みたいなこと。 何に価値を見出しているか、みたいなこと。 過去の体験の何が影響を与えているか、みたいなこと。 どういうふうな自分で在りたいのか、みたいなこと。 自分は今どこにいるのか、それを形成するたくさんの…

ベターな選択

最近、ボランティア先の小学校での振る舞いが盾についてきたなぁと思う。 ようやく!?というかんじではあるけれど…。 わたしは今、「わたし」として振る舞っている。 ほぼ嘘偽りのない「わたし」として。 例えば音楽の授業。 子どもたちは先生の話の最中に…

否定をしないところから

否定からは何も生まれない。 では全然納得のいかないことへは、どのように相対したらよいのだろう。 わたしはクラスでやる長縄が昔から大嫌い。 もともと運動が苦手だったこと、そしてプライドが人一倍大きかったこともあって、人に失敗した姿を見せ、かつ人…

物語について

物語のなかには、いろいろな感情があって、いろいろな思想がある。 どんな登場人物にもその人なりの気持ちなり思いがある。 よく、「敵にも敵なりの正義がある」作品が賞賛されることがある。 それは、現実世界のあらゆる人に、その人なりの正義があるからな…

ダメな理由を探してた

この間、現職の先生と話をした。 私「学校の制度に疑問があって…例えば『45分座っていられること』を大事と思えなくて…」 先生「でも、集中力をつけるのって大事じゃないかな?」 私「集中力って嫌なことをガマンした時につくんでしょうか?好きなことにガッ…

結局、わたしはどう在れるのだろう

最近は自分の在り方について、よく考える。 人に対して、どういう状態で相対したいのか。 わたしは「人が困っていたら助けたい」「楽しそうだったら一緒にやりたい」 でも、「困ってないんだったら頼らないでほしい」「自分が楽しいと思えないことは、否定し…

ざらっとした気持ち

急いで先週の振り返り。 体育のバレーボール。 クラスを4チームに分けて試合をすることになったので、わたしはその片方の見張りを任された。 審判は子どもたち自身でやるそうだから、「見張り」という表現が近い。要するに見ているだけ。 子どもたちは何度も…

この2年

この年末年始はたいして本が読めず、何故だか昔読んだ本ばかりパラパラと捲っていました。 なぜだろうね。もうすぐ人生に一区切りつくからだろうか。 2年前の4月、「今月の短歌」として俵さんの歌を手帳に書きました。 「旅人の目あるうちに見ておかん朝ごと…