2016-01-01から1年間の記事一覧
p160「夜行列車」 謝罪要求する彼或いは彼女が望むことは、本当は「対等」の立場を奪回することなのだ。虫けらのように扱われた、そのときに一瞬でも変容してしまった自分の意識ー哀れみを乞う、卑屈になる、怯える、徹底的な劣位を体験するー自分の身の上に…
根、寝、音、鼠 「ね」と読むこれらの漢字。 すべてに共通する意味があるのですが、分かりますか? これらの漢字、実はどれも「目に見えないもの」 「根」はもちろん、「寝」ていれば見ることが出来ません。 「音」は目に見えないし、「鼠」も目に見えない隅…
p175 物語を書くことは、そのひと言では言えなかったこと、うまく言葉にできなくて、捨ててしまったことを、全部、ひとつひとつ拾い集めて、本当に伝えたかったのはこういうことなのだと、伝えることなのだと思います。 物語にしないと、とても伝えきれない…
好きになった本は、ふと思い出しては読み返す。読み返すたびに、心に響く部分がまるで違うことがあり、驚いてしまう。すっかり忘れていた場面に、妙に反応してしまったり。なぜそんなふうに、読むたびに感じ方が変わるのか。答は簡単。自分が変わったからで…
まだ学生で、アルバイトやボランティアという形で子どもに接していても、「難しい」と思うことが沢山。 毎日のように子どもと関わるプロなら尚更だろうなぁ。 難しくてよく分からないことも、とりあえず言葉にすること。 アウトプットはインプットの呼び水!…
イガせん学級冒険日誌 | ボランティアのおーこーちくん 昨年から行っていた、教育ボランティアが始まって、ようやく新年度が始まるような気分。 と思っていたら、尊敬する実践家の方のブログに教育ボランティアの記事が。 今の自分と今の立場だから出来るこ…
p61 価値の原理とは、〝すべての価値は目的や関心、欲望といったものに応じて(相関して)立ち現れる〟というものだ。普段、雨が降ってきたら嫌がる人も、災害でライフラインが断絶していれば、雨水は貴重な価値のあるものとして立ち現れる。価値とはどこか…
p127 人は群れの動物であるから、他者と何かで共感する、ということに思いもよらぬほどのエネルギーをもらうのだろう。しかもそれが、自分自身の核心に近い、深い深いところでの共感ならなおさらのこと。 梨木香歩『不思議な羅針盤』 この、「深い深いところ…
www.youtube.com とっくに始まってる 恋なら始まってる 私もどうなるか わかんないもん 『恋ならとっくに始まってる』 女の子はアインシュタインなんか知らなくていい?/秋元康という作詞家の本質|函南発「原発なくそう ミツバチの会」 ノブクンのつぶやき…
流行り言葉ですね、アクティブ・ラーニング。 主体的で体験的で問題解決を行う学習方法。 そこで培える力は主体的に課題を見つけ、それを協同して解決する力、まさにこれからの世界に必要な能力であると言われています。 昨年から教育の勉強を始め、すぐ目に…
「分かる」ことは既知と未知の共通点に気がつくこと、とよく言いますが、 歌詞のサビ、クラシックのソナタ形式、古典文学ではおなじみの定型文、繰り返しの多い絵本 あたりも、新しい音や言葉が既存の型を踏みつつ微妙に変化していることに肝があります。 既…
学習ってやっぱり個人個人のものであると思うんです。 授業の話をしていると頻発する「興味を持たせる」「動機づけをする」という言葉には、どこか違和感があって。 興味は勝手に湧いてくるもので、他者がどうこう出来るものじゃない。動機「づけ」も何か引…
熊井明子さんの『私の部屋のポプリ』というエッセイで紹介されていた羽仁もと子さんの言葉。 「力なく悲しき時は、小さ事、特に励めと御霊(みたま)いう」 これ、色んな場面に言えることですね。 物事が上手くいかない時、私たちは大きなもののせいにしがち。…
なかなか継続的にブログを書くことができていませんね…。 ブログは誰にでもできる”アウトプット”のよい手段。 アウトプットは練習して上手くなる技術だし、練習しなければいくら悩んでも上手くいきません。 ピアノもスポーツもやってみなければ始まらない。…
昨夜から今日にかけて春のはじまりのような空気だ。 特に昨夜は、湿度のある緩やかなにおいが本当に春で、少し懐かしかった。 マンションの裏にある梅の木を見上げながら、昔よくこうやって桜が散るのを見たなぁと思った。 桜を見上げる時は、いつも生ぬるく…
陽ざしがあると温かい日々です。 ベランダの早咲きクロッカスが花を咲かしてとても嬉しい。 道端の野草もだんだんとつぼみを付け始めましたね。 春の花を見ると、その華やかさと儚さを喜んでいた人たちのことを思い出します。 『赤毛のアン』のアン、『秘密…
今日の読書もりのなか (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)作者: マリー・ホール・エッツ,まさきるりこ出版社/メーカー: 福音館書店発売日: 1963/12/20メディア: ハードカバー購入: 8人 クリック: 28回この商品を含むブログ (107件) を見るマリー・ホール…
わたしは毎月、自分だけの「今月の短歌」を選んで手帳に書いています。 あとから見返したら懐かしいだろうなぁと思って。 このブログのそうですが、毎月、毎週、毎日ごとの「何か」を記録するのはとても大事だと思います。 毎日毎日は流れていってしまうから…
受験シーズンですね。 わたしも中学受験と、大学受験を経験しています。 でも、そういえば受験のことをきちんと言語化したことってほとんどないなあ。 受験勉強を通して得られることは勉強内容に限らず多いのに、 受験が終わると全てをけろっと忘れてしまい…
今日はアガサ・クリスティの『オリエント急行の殺人』を読みました。オリエント急行の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)作者: アガサクリスティー,Agatha Christie,山本やよい出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2011/04/05メディア: 文庫 クリック: 2回…
zasshi.news.yahoo.co.jp 先日こんな記事が出ていました。 あぁ、やっぱりそうか、というのが正直な感想。 記事の中では知的好奇心=「新しいことを学ぶのが好き」と定義されていました。 新しいことに関心を示さないことは良くないと、この記事や教育者の多…
継続的にブログ書きたいなぁと思ってもなかなか上手くいかないですね。 春休みに入ったからぼちぼち書けるといいなぁ…。 ということで勢いで書く。 納得には2種類あるらしいんですね。 論理的納得と感情的納得。 その名の通り、論理的に正しいねという形と…