きょうも一日が終わる

きれいなものをきれいな文章で切り取りたい。

細部から整えていく

熊井明子さんの『私の部屋のポプリ』というエッセイで紹介されていた羽仁もと子さんの言葉。 「力なく悲しき時は、小さ事、特に励めと御霊(みたま)いう」 これ、色んな場面に言えることですね。 物事が上手くいかない時、私たちは大きなもののせいにしがち。…

何のために物語を読むか

なかなか継続的にブログを書くことができていませんね…。 ブログは誰にでもできる”アウトプット”のよい手段。 アウトプットは練習して上手くなる技術だし、練習しなければいくら悩んでも上手くいきません。 ピアノもスポーツもやってみなければ始まらない。…

春の夜の空気とか

昨夜から今日にかけて春のはじまりのような空気だ。 特に昨夜は、湿度のある緩やかなにおいが本当に春で、少し懐かしかった。 マンションの裏にある梅の木を見上げながら、昔よくこうやって桜が散るのを見たなぁと思った。 桜を見上げる時は、いつも生ぬるく…

はる

陽ざしがあると温かい日々です。 ベランダの早咲きクロッカスが花を咲かしてとても嬉しい。 道端の野草もだんだんとつぼみを付け始めましたね。 春の花を見ると、その華やかさと儚さを喜んでいた人たちのことを思い出します。 『赤毛のアン』のアン、『秘密…

2月9日

今日の読書もりのなか (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)作者: マリー・ホール・エッツ,まさきるりこ出版社/メーカー: 福音館書店発売日: 1963/12/20メディア: ハードカバー購入: 8人 クリック: 28回この商品を含むブログ (107件) を見るマリー・ホール…

今月の短歌

わたしは毎月、自分だけの「今月の短歌」を選んで手帳に書いています。 あとから見返したら懐かしいだろうなぁと思って。 このブログのそうですが、毎月、毎週、毎日ごとの「何か」を記録するのはとても大事だと思います。 毎日毎日は流れていってしまうから…

勉強量×勉強方法

受験シーズンですね。 わたしも中学受験と、大学受験を経験しています。 でも、そういえば受験のことをきちんと言語化したことってほとんどないなあ。 受験勉強を通して得られることは勉強内容に限らず多いのに、 受験が終わると全てをけろっと忘れてしまい…

2月5日

今日はアガサ・クリスティの『オリエント急行の殺人』を読みました。オリエント急行の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)作者: アガサクリスティー,Agatha Christie,山本やよい出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2011/04/05メディア: 文庫 クリック: 2回…

新しいこと

zasshi.news.yahoo.co.jp 先日こんな記事が出ていました。 あぁ、やっぱりそうか、というのが正直な感想。 記事の中では知的好奇心=「新しいことを学ぶのが好き」と定義されていました。 新しいことに関心を示さないことは良くないと、この記事や教育者の多…

納得のあれこれ

継続的にブログ書きたいなぁと思ってもなかなか上手くいかないですね。 春休みに入ったからぼちぼち書けるといいなぁ…。 ということで勢いで書く。 納得には2種類あるらしいんですね。 論理的納得と感情的納得。 その名の通り、論理的に正しいねという形と…

アイドルという職業

アンジュルムの田村芽実さんが卒業を発表しました。 http://s.ameblo.jp/angerme-amerika/entry-12108597517.html 「私の素直な気持ちは、ホームページに掲載されているように、ミュージカル女優を目指し、歌を一生歌っていける人間になることです。」 活動…

本屋さんから学んだこと

最近リニューアルした、三省堂書店池袋店の企画展がすごいんです。 企画展、というよりも企画棚、なのかな。 各フロアごとに企画棚があって、「学び」に関する本とか、「朝・昼・夜」に関する本とか、テーマに合わせて本を並べています。 それだけだったら、…

わたしたちは一緒に笑う

先日、マーティン・マクドナー原作、小川絵梨子監督の「スポケーンの左手」を見てきました。 演劇人による舞台を見るのははじめて(アイドルの舞台は見たことがありますが)。 蒼井優さんが出演している舞台を見てみたかった、というのも観劇デビューを決めた…

形にすることしないこと

安福望さんの『食器と食パンとペン』を読んでいたんですね。 選りすぐりの短歌に、素敵なイラストを付けた、とてもきれいな本です。 その中に、 「明日には複製にされてしまうからどうしようもなく今日が愛しい」という、石井僚一さんの歌があって、あぁいい…

大事な事は すぐにする事

昨日11月29日、アンジュルムの福田花音さんの卒業コンサートに行ってきました。 福田さんらしく、しんみりとし過ぎない、明るく素敵な卒業式でした。 最後の挨拶、同期でありこれから唯一の初期メンバーとなる和田彩花さんが福田さんに残した言葉は感謝でも…

愚かさが愛しい

蒼井優さんが出演している「スポケーンの左手」に対する感想をネットサーフィンで見ていたら、「生死の境にこそ表れる人間の愚かさが愛しい」というものがあって、 どういうことだろうなぁ、とちょっと考えた。 よく言いますけどね、「愚かさが愛しい」 「愚…

「よく分からない」ということ

今、苅谷剛彦氏の『知的複眼思考法』を読んでいます。 いかに「常識」「ステレオタイプ」に惑わされない思考をするか、その具体的な方法を論じたもの。 まだ読んでいる最中だけど、個人的に響いた一節があったから、ブログを書いてみました。その一節は以下…

目の前を見ること

ものすごく頑張っていた何かが終わるとき、特にあまり芳しくない状態で終わるとき、 ふっと目の前の光が消えて、糸の切れた操り人形みたいに身体が動かなくなる。 大好きな大好きなモーニング娘。'15さんの「Oh my wish」に、「わかるだろう?進むべき道や …

10月2日

ほら、やっぱり。 秋になるとブログを書けるくらいの心持ちになる。 落ち着く、というよりも振り返る気持ちになる。 “ここまで来たけど、本当にそれでいいの?” 秋になって初めて、そう思える。 ーーー 手帳の、10月の欄に書く短歌を探していて、久しぶりに…

春来る

ようやく落ち着いたので久しぶりのブログです。 2月、3月の春休み、ひいては大学生の4年間色々なことがあったなぁ、と思いますが、12月に書いたブログで、 過ぎ去ればこの悲しみも喜びもすべては冬の光、冬蜂 の歌を傍らに書いたように、悲しみも喜びも一緒…

思考の手助けとして

ツァラトゥストラはかく語りき、という曲について。 作曲者はリヒャルト・シュトラウス。ニーチェの同名の著作に感銘を受けて作曲されているが、ニーチェの著作をそのまま楽譜におこしたのではないと自身で発言している。 交響詩の形をとるこの曲は、途切れ…

1月27日

ヒヤシンスしあわせがどうしても要る/福田若之 ーーー ヒヤシンスが花屋に並ぶ今日このごろ、この俳句を思い出す。 一昨年の秋、はじめて歌会に参加した時に耳にした句。 短歌も俳句も、右も左も分からなくて、フレーズが綺麗な五七五に分かれないことに違和…

みどり

スケールの大きな夢から覚めた朝は、現実と夢との境界線を探すのにいくらか時間を使う。 あれは本当のことだっけ、いま夢でみたことかな、いややっぱり現実だ、などと考えているうちにまた寝そうになる。でも寝てしまったら最後、見たばかりの夢が永久にどこ…

思い出すことは愛すること

苦しくてやさしい年になりました 最後の積み木は灯油の匂い ーーー 一年が終わろうとしていることに驚く。終わりが見えないような一年であったから。 もう、振り返りも面倒な程に曖昧で大量な年。毎日、背の高い雑草を薙ぎ倒しながら進んできたような気分。 …

12月14日

過ぎ去ればこの悲しみも喜びもすべては冬の光、冬蜂 堂園昌彦『やがて秋茄子へと到る』ーーー 色々なことに一段落がついて、小休止、そんな日々です。 少し気持ちにも余裕が出来たのか、久しぶりに本をじっくり読んだり、短歌を詠んだりしている。 あとは、…

12月10日

12月7日偶然家族そろうじゃあクリスマスごはんにしましょーーー 9月は行き先が分からなかった、10月はひどく長い月だった、11月は仕上がりに向けて積み上げる月だった、12月はゆっくり感謝を噛みしめる月にしたい。 先日、家族でクリスマスパーティーみたい…

12月5日

最近は卒業論文とサークルの二つを中心に生活している。 どちらも、積み上げて来たものを、わっと放り出す時期に来ていて、なんだか性に合わない。 積み木をひとつひとつ丁寧に載せていく、そういう作業のほうがわたしは好きなんだなぁ。 地道に文献を調べて…

まなび

久しぶりにブログを書こうと思った。 前回の記事から約200日。そもそもブログがあったことを忘れる程長い月日。 生活にも一区切りがついたから、また少しずつ外に向けて何か書けたらいい。 このあいだ漫画版の風の谷のナウシカを読んだ。高校生ぶりくらい。 …

おおきな木の下

最近植物のことをよく考える。 食べたり薬になったり、見て楽しんだり匂いをかいだりする植物。 楠が好き。 楠の下にはみんなが集えそうな雰囲気がある。やさしい。

とつとつと

今日も一日が終わった。 メモをとる習慣をつけると、物を見る目が変わるという。 何事もそうで、ブログを書こうと思ったり短歌をつくろうと思うと、周りをよく見るようになる。 感想を書こうと思いながら読む本は、強く印象に残る。 手段が目的をつくる、と…